信金や銀行から資金調達(銀行借入)をする際の基本的な4つの形態をご紹介します。
*サイトでご紹介している基礎知識について、冊子でお読みになりたいとのご要望が多く寄せられておりますので、冊子といたしました。PDF版は無料、印刷版は1,000円(税別)となっておりますので、ご希望の方は、こちらからご注文ください。
(1)割引手形
商取引にもとづいて、その代金の支払いのために振り出された約束手形(支払期日未到来のもの)を額面金額から支払期日までの利息相当額(割引料)を差し引いて銀行が買い取るものです。
割引いた約束手形が支払期日に決済されることで、銀行は返済を受けたことになります。
(2)手形貸付
資金調達(銀行借入)をする際に、借入金額と同額の約束手形を銀行宛に振り出すことによって、資金調達(銀行借入)をするものです。
借入期間が、1年以内の短期借入で、返済方法には、分割返済と期日一括返済があります。
(3)証書貸付
資金調達(銀行借入)の内容・条件等が記載された金銭消費貸借契約証書を締結することで、資金調達(銀行借入)をするものです。
資金調達(銀行借入)期間が、1年超の長期借入で、返済方法は分割返済です。
(4)当座貸越
借入限度額・条件等が記載された当座貸越約定書を締結します。
当座預金に借入限度額が設定される場合と設定されない場合がありますが、現在は、設定されない場合が主流です。
①当座預金に借入限度額が設定されていないものは、お金が必要になる都度、当座貸越請求書を銀行に提出することで借入限度額までなら、何度でも借入ができるものです。
②当座預金に借入限度額が設定されているものは、振り出した約束手形や小切手が呈示された場合に、当座預金に残高が不足していても、借入限度額まで自動的に借入となり約束手形や小切手が決済されるものです。
当座貸越は短期借入で、返済方法は、①の場合は一括返済か分割返済、②の場合は当座預金に入金することで返済となります。
当座貸越は、財務体質の良い優良企業でないと利用できません。
*銀行借入・銀行融資の形態について、詳しく知りたい方は、お気軽に、お問い合わせください。