(1)運転資金(短期)
*サイトでご紹介している基礎知識について、冊子でお読みになりたいとのご要望が多く寄せられておりますので、冊子といたしました。PDF版は無料、印刷版は1,050円となっておりますので、ご希望の方は、こちらからご注文ください。
a.経常運転資金
経常運転資金とは、企業の正常な営業活動に伴って発生し、経常的に必要となる運転資金です。
したがって、一時的なもの、非正常なものは除かれます。
b.増加運転資金
増加運転資金とは、経常運転資金の増加分のことです。
売上の増加や回収・支払条件の変化などにより、新たに発生する運転資金です。
回収・支払条件の変化には、売上先の信用悪化による回収条件の長期化やその企業の信用悪化による回収条件の短縮など、いわゆる後ろ向きな条件の変化は含まれません。
c.季節資金
取り扱う製商品に季節性がある場合、原材料・商品の仕入や生産・販売がその季節に集中することになります。
企業の資金繰りもその季節に集中して必要となり、これを季節資金と言います。
d.決算資金
決算資金とは、企業の決算に伴って発生する法人税等、配当金、役員賞与の支払いのために必要となる資金のことです。
賞与資金と同時期に借入する場合が多く、その場合は、「決賞資金」と略されます。
e.賞与資金
賞与資金とは、従業員の賞与支払いのために必要となる資金のことです。
決算資金と同時期に借入する場合が多く、その場合は、「決賞資金」と略されます。
f.減産資金
減産資金とは、売上の減少に対処して生産を減少する場合に発生する資金です。
減産資金の借入は、生産を減少させても、仕入水準を直ぐに引下げることが困難な場合の一時的な資金で、減産が一時的で直ぐに回復が見込める場合や減産後も利益が確保される場合に限られます。
g.在庫資金
在庫資金とは、在庫の増加により必要となる資金です。
新製商品の発売開始前などに在庫として備蓄しておく企業の積極的な意図によるものと、売上不振、欠陥による返品など企業の意図に反して発生するものとがあります。
企業の意図に反して発生した在庫資金については、銀行は、かなり厳しく審査します。
h.つなぎ資金
増資や補助金・助成金など、銀行以外からの資金調達が確定している場合で、支払いが先行する場合に、本来の資金調達が入金になるまでの短期間借り入れをすることです。
増資や補助金・助成金など、資金調達が確定していることが証明できる資料が必須となります。
i.月中資金
月中資金とは、毎月の支払日と回収日の定め方によって、月中の一時的な資金不足を補うために借り入れる資金のことです。
したがって、借り入れた月の月末までに返済することになります。
*資金繰りのため、銀行借入(銀行融資)をお考えの方で、資金使途の説明に迷われている方は、お気軽にこちらまでお問い合わせください。
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