決算書は、企業の「成績表」です。
銀行は、決算書の内容で、融資審査をするのはもちろんですが、企業を格付けしています。
何も銀行対策をしないと、この銀行の企業格付けで悪い評価となってしまい、最悪の場合は、銀行融資による資金調達ができないばかりでなく、「融資回収方針」となってしまいます。
銀行の言いなりにならないで、しっかりと銀行対策を行ってください。
銀行対策をしっかりと行い、銀行の企業格付けの低下阻止に成功して、貸しはがしを回避できた事例のご紹介です。
【ご相談された企業様の状況】
この企業様は、過去、不採算事業から撤退したことで、貸借対照表(B/S)が悪化。
不採算事業から撤退で、決算は黒字を計上しているのですが、銀行の企業格付けで苦戦。
そこで、取引銀行が積極的に支援のもと、銀行の企業格付けを上げるためのアドバイスを受け、施策の提案を実行。
しかし、昨今の金融不安のあおりを受け、急に取引銀行の態度が変化し、貸しはがしの動きが始まりました。
決算を超えてしばらくした頃、急に取引銀行の担当者が代わり、新しい担当者が、以前とは
違い、強行回収姿勢に入ります。
増益の黒字決算にも関わらず、銀行の企業格付けを下げると言い出したのです。
また、銀行借入が過多なので、一部を早急に回収したいという話が出ました。
以前、企業格付けが上がった旨の反応を得ていた施策も、銀行内の基準が変わったので、
効果が無くなったという説明に変わり、銀行の企業格付けの下降を主張していきました。
さらに、今後は銀行の企業格付けを3か月ごとに行っていくとの話。
銀行は横並び体質があり、一行が資金の引き揚げに転じると、他行の見方も厳しくなります。
「一気に資金回収ムードが広がり、経営基盤が不安になるのではないだろうか?」
経営者の方は、対応に手を焼き、眠れぬ日々を過ごしていらっしゃいました。
【銀行対策.comからのアドバイス】
・取引銀行の担当者の話に、金融庁のマニュアルに矛盾するものがあったため、そこを粘り 強く主張するようにアドバイス。
(銀行の担当者の言いなりにならないように、理論武装をしてもらいました)
・取引銀行から提示された条件を安易に呑まず、自社の経営計画に基づいた要望を丁寧に 説明し理解を得られるような銀行との交渉方法をアドバイス。
・過去の取引銀行の発言内容と現在の発言内容を親身になってお聞きした結果、取引銀行の発言内容の矛盾を見つけ、それに対する交渉方法をアドバイス。
・取引銀行の支援体制、アドバイスを参考にした経営計画に則って、経営改善に動いている ことを粘り強く交渉するように、銀行員が納得する話し方も含めてアドバイス。
【アドバイスにより銀行対策をした結果】
銀行の企業格付けは今まで通り、1年ごとの見直し。
銀行融資の返済条件も、負担にならない最低限のものになりました。
経営改善の内容を銀行員の理解が得られるように粘り強く説明し、経営計画の正当性を しっかりと主張し続けた成果です。
銀行は、このような場合、まず、銀行の立場から話を始め、何とか、銀行の言いなりにして もらおうと交渉してきます。
対する企業様は、銀行の立場を理解しつつも、納得できない点や譲れない点については、
しっかりと交渉していきましょう。
銀行対策.comでは、企業様の側に立って、取引銀行とのより良い交渉方法を
アドバイスさせていただきます。
*決算書の内容を銀行からいろいろと質問されて、回答方法に不安をお持ちの方・・・
*最近、銀行の態度が変わり、今後の融資取引に不安を感じている方・・・
*これから、銀行融資での資金調達やリスケでの経営改善を考えており、銀行との
交渉方法を不安に思われている方・・・
銀行融資でのお悩みや銀行との交渉方法でお困りの方などは、お気軽に、銀行対策.comへお問い合わせください。