銀行融資による資金調達コンサルタント、リスケ(返済猶予)での経営改善・事業再生コンサルタント、起業(創業)コンサルタント、銀行交渉などの銀行取引コンサルタントである、
銀行対策.comへは、様々なご相談が寄せられています。
9月や3月近くになると増加するご相談に、期末に向けた銀行や信金などからのセールスへの対応があります。
下記に、代表的なご相談とその注意点を書きます。
1.今は、必要ではない融資の売り込み
中間決算に向けて銀行や信金などが融資実績が足りない場合に、低金利で売り込みを
してくる場合があります。
資金繰りを確認して、今は不要であれば、無理をして借入に応じる必要はありません。
また、借入に応じる場合も、注意すべきは、9月末での取引金融機関の融資シェアが大きく 変動しないようにすること です。
融資シェアが大きく変動するということは、取引金融機関に無用な不信感を持たせることに
繋がりかねません。
2.必要ではない商品の売り込み
銀行や信金などの支店の目標は、融資ばかりではありません。
例えば、投資信託や預金、総合研究所などの会員加入数があります。
中間決算に向けて目標達成のための銀行や信金などからの「お付き合い」商品の売り込みについても、良く内容を検討して、不要であれば、お付き合いする必要はありません。
これらを断ると、今後の融資での資金調達に支障があるのでは?と考える方もいらっしゃますが、そのようなことはありませんので、安心してください。
以上のことは、私が企業実務(日本実業出版社)に記事執筆した「期末の銀行折衝で押さえておきたいポイント 」にも、詳しく書いてありますので、参考にしてください。
⇒ 「期末の銀行折衝で押さえておきたいポイント」の記事は、こちらからご請求ください
(2010/8/27)