銀行借入金利の引き上げを自ら銀行にお願いする方はいないと思います。
したがって、銀行から銀行借入金利の引き上げ要請があった場合の、防衛の仕方が中心になります。
なお、住宅ローン等に関する借入金利については、こちらをご覧ください。
*サイトでご紹介している基礎知識について、冊子でお読みになりたいとのご要望が多く寄せられておりますので、冊子といたしました。PDF版は無料、印刷版は1,000円(税別)となっておりますので、ご希望の方は、こちらからご注文ください。
a.固定金利の引き上げ
既に資金調達(銀行借入)をした銀行融資の固定金利の引き下げが不可能に近いのですから、銀行から固定金利の引き上げ要請があっても、応じる必要はありません。
銀行も、駄目もとで言ってきている場合が多いのです。
b.変動金利の引き上げ
既に資金調達(銀行借入)をした銀行融資の変動金利の引き上げは、企業の銀行格付けが悪くなった場合に、要請される場合が多いのです。
企業の銀行格付けが悪くなる場合は、企業の決算内容が悪くなった場合です。
しかし、単に決算内容が悪くなったからと言って、応じるのではなく、しっかりと銀行と交渉(銀行対策)をしてください。
金融庁の「金融検査マニュアル別冊〔中小企業融資編〕」によれば、「中小・零細企業等の債務者区分については、その特性を踏まえて判断する必要がある」と明記されています。
例え、赤字決算でも、銀行格付けの悪化を回避できる場合もあります。
金融庁の「金融検査マニュアル別冊〔中小企業融資編〕」を読んで、自分の企業に該当するものがないか把握して、銀行へ説明(銀行対策)をしましょう。
*銀行との金利交渉(銀行対策)でお悩みの方など、お気軽にこちらからお問い合わせください。