信金や銀行から資金調達(銀行借入)をする際の運転資金(長期)とは、借入から全てを返済するまでの期間が1年を超えるものです。
*サイトでご紹介している基礎知識について、冊子でお読みになりたいとのご要望が多く寄せられておりますので、冊子といたしました。PDF版は無料、印刷版は1,000円(税別)となっておりますので、ご希望の方は、こちらからご注文ください。
a.長期(経常)運転資金
長期(経常)運転資金とは、運転資金(短期)で説明した経常運転資金や増加運転資金を長期借入(概ね3年〜5年)により銀行から資金調達することです。
b.投融資資金
投融資資金とは、子会社に対する出資(M&Aを含む)や融資に必要とされる資金のことです。
c.債権焦付資金・滞貨資金
焦付債権(不良債権)や滞貨(売れ残り商品等)は、所定の期間が経過しても現金化されませんので、その分手元資金(運転資金)が不足することになります。
このために発生するのが、債権焦付資金、滞貨資金です。
焦付債権や滞貨が見込まれる場合は、早めに銀行対策を行いましょう。
(銀行対策によって連鎖倒産を免れた企業の事例紹介は、こちら)
d.赤字資金
企業は赤字が発生しても、減価償却の範囲内なら資金不足は発生しません。
しかし、企業は、利益や減価償却を長期借入金の返済に見込んで資金繰りをしています。
したがって、赤字は、ほとんどが資金不足の発生となります。これを赤字資金と言います。
*資金繰りのため、銀行借入(銀行融資)をお考えの方で、資金使途の説明に迷われている方は、お気軽に、お問い合わせください。